Tumblrに向いていない
TwitterやFacebookなどに比べると日本ではまだいまいち知名度に欠けるTumblrだが、
実の所かなりクールで洗練されているサービスである。
WordpressやBloggerなどの従来のCMSやブログとTwitterの中間のようなサービスで、
主に画像や動画などのメディア類を中心に掲載する事を重視して設計されている。
「ぼくは作家じゃない。書けないんだ。有名ブロガーのようにはブログを楽しめない。
だけど、ぼくには、シェアしたいことがあったんだ。」
これはWired Vol.4に掲載されていたデイヴィット・カープのコメントだが、
Tumblrはまさしくこの思想通りに作られていると言って良い。
実際、世にいる大半のTumblrユーザはあまり長文を書いていない。
キャッチーな画像や動画、そして何行かのコメントで1つの記事を構成している事がほとんどだ。
Tumblrユーザの目的とは何かをシェアする事なので、押し付けがましい長文は必要ないのだ。
しかし、世の中には押し付けがましい長文でなければ十分に自己表現ができないと考える人もいる。例えば僕とか。
そういう人にとってTumblrはなかなか利用しづらいサービスである。
まとまった文章を垂れ流す場所としてはどうもしっくり来ない。
決してできない訳ではないが、かなりの違和感がある。多分そういう風には設計されていないのだろう。
Tumblrはとても上手く作られたサービスだが、どう頑張っても僕には扱えない。
1年前から挑戦しているが最初の記事すらまともに書ける気がしない。
どうやら僕はWordpressの巨大なテキストボックスを文字で埋めていく方が性に合っているようだ。
もっとも、ただ読む分にはTumblrはなかなか面白い。
面白いものを発信しているのはTumblrユーザだが、そのカタを作ったのはTumblrそのものに他ならない。
僕は押し付けがましい長文を垂れ流しながら、新しい発信の形態が広がっていくのを眺めていたい。




