サウンド環境刷新

x7

はじめに


Sound Blaster G5の性能に気を良くした僕はサウンド環境の刷新に踏み切った。新たに購入したのはG5の上位機種であるSound Blaster X7だ。元々はサウンド環境をゲーム用と音楽試聴用で別けるつもりだったのだが、これ1つでPS4からの音声も処理でき、かつ同時に出力できる点が魅力的だったので思い切って購入した。だいぶ重複している機能があるので、ぜひ前回の記事も参考にしてもらいたい。

機能性


僕がこの製品を購入した最大の理由はマイク端子とミックス出力にある。ほとんどのアンプはどちらも備えていないからだ。マイク端子を備える機器にオーディオインターフェイスというものがあるが、これは主に作曲や録音のために用いられるデバイスなので、ボイスチャット程度の用途では過剰投資になってしまう。本製品にマイク端子が搭載されている理由はやはりゲーム用途を意識しての事だろう。

ミックス出力に関しても同様だ。入出力系統が複数搭載されているアンプはほとんどの場合、セレクターやボタンで入力を受け付ける経路を指定しなければならないが、本製品はドライバーソフトウェアで複数の音声を同時に出力・制御できるようになっている。本製品を経由すれば、PS4でブルーレイを視聴しながらPCでボイスチャットを行うといった特殊な利用法も可能になる。

僕はたまたまこの2つの機能を必要としていた。ほとんどのユーザにとっては無縁の機能と思われるが、個人的には期待通りの製品が手に入って満足している。

音質


音楽鑑賞用としても使用する以上、音質は絶対に譲れない部分だ。Sound Blaster X7にはDACに直接音声ソースを届ける専用のモードが実装されており、DACもFostex HP-A4とほぼ同じものを搭載している。そのため、おおよそHP-A4と同等の音質を期待していたが、特に驚きもなく実際にその通りだった。

これまで音楽鑑賞用にはHP-A3を使用してきたので着実なアップグレードを果たせたと言える。音の傾向もHP-A4と同様、線が細く高音を綺麗に奏でる代わりに、低音量はやや少ない印象だ。

ゲーム用途では迫力と音圧を強調しているG5とはうってかわって、比較的原音に忠実な音作りを意識しているように感じられた。とはいえ、X-FiシリーズでおなじみのCrystalizerやイコライザは本製品でも同様に使用できるので、ユーザの好みに合わせて調節できる。

総評


この製品はまったく万人向けではないが、色々な機器類の音声を1つのアンプで上手く処理したいと考えている面倒臭がりな金余りゲーマーにとっては良い製品だろう。かなりニッチなのでロングセラー化は難しそうだが、Creativeには何とか頑張ってもらいたい。