Minimalized

数年ほど前から技術界隈ではGitHub Pagesでブログを書く事が流行っている。なんでも静的サイトジェネレータを使えばMarkdownで書いた記事をHTMLに変換してモダンな感じに仕上げてくれるという話だ。

それをGitHub Pagesでホスティングすれば完全無料で爆速のブログを立ち上げる事ができる。静的ページなので読み込みに負荷がかからないからだ。確かに面白そうではある。

WordPressの煩雑さにも少々うんざりしていたきらいもあって、半日ほど費やしていじってみたがコンセプトがコンセプトなだけあってそう都合良くはいかなかった。

大した量ではないとはいえ記事を移行させようとすると画像のURLなどを手作業で修正しないといけないし、パーマリンク周りの設定が貧弱なのも気になる。そもそもMarkdownで記事を書くという事はこれらの作業は今回だけの苦労では済まない。

投稿や執筆に手間がかかると知っていても、いざ実際に書き始めてみると面倒くさいどころの騒ぎではなかった。この方法でコンスタントにブログを更新できている人はバイタリティの塊だと思う。

気持ちの上ではいたく技術的興味をそそられる話だったが、ただでさえブログの更新なんて段々億劫になっていくのに書く手段まで面倒くさくなったら尚更更新しなくなるだろう。結局、WordPressの煩雑さは僕にとって必要な要素でもあったようだ。

特に意味もなく自前でWordPressブログやメールサーバをホスティングしている事もあって、僕自身かなり面倒くさい事を好んでやっていると自負していたものの、さすがにこれは途中で投げ出さざるを得なかった。ギブアップ。

代わりと言ってはなんだが、デザイン的に古臭さが否めなくなっていたWordPressテーマをこれ以上ないぐらいミニマルなものに置き換えたり、サイトをSSL化する事でそこそこ技術的欲求を満たした。

本当はこれぐらい丁寧にメンテナンスしているのだから毎日でもブログを更新する価値はあるはずだ。しかし、オフラインならともかく誰かに見られるに耐えるものを書くというのはそう容易ではない。

15年ほど前のブログブームの時はみんなわりかたくだらない事を気ままに書いていたような気がするが、今やその役割はSNSに移ってしまったせいか相対的にブログのハードルが上がっているように思える。