点と接線

#diary

白スニーカーの難しさ

じきに春が訪れようとしている。草花が芽吹き桜が舞うこの季節は街中の景色も華やいでくる。これらの環境変化は服装の配色にも影響を及ぼす。黒やダークネイビーの分厚い外套がベージュや中間色のトップスに変われば、おのずとボトムス、そして靴も環境に適応せざるをえない。そう、春夏は白スニーカーの季節でもあるのだ。白スニーカーは無数に存在する。世界中のあらゆるメーカーやブランドが販売している。黒スニーカーと双璧をなす定番中の定番ゆえ、きっとどこの誰の靴箱にも一足や二足の白スニーカーがあるだろう。カジュアル化された現代の服装であれば、何人もまったく意識せず白スニーカーを履くことができる。それを前提に作られているのだから当然だ。

恵方巻き2026

@riq0hの投稿を見る 今年も恵方巻きの時期がやってきた。由来とか歴史はどうでもいい。僕にとっては、様々な種類の太巻きをたらふく食べられる一点においてのみ価値がある。そのために万難を排して当日に備えてきた。幸いにも折よくリモートワークの日だったが、もしそうでなければ有給休暇を取得していただろう。仕事帰りに寄って目当ての恵方巻きが手に入るほど現環境の節分は甘くない。恵方巻きブーム黎明期、大量生産・大量廃棄との誹りを受けた過去を反省し、昨今は生産数の調整や予約限定販売などの取り組みが進んでいる。したがって、夜に行っても一般的な売れ残り惣菜と同程度の品数しか余っていない。恵方巻きと名が付いていればなんでも構わない人はそれでいいかもしれないが、様々な種類を楽しみたい僕には望ましからぬ状況だ。

創元SF短編賞に応募した

賞レースに参加するのは久しぶりだ。学生の頃はよく応募していた。自分の作品はあまりにも褒められる。当時、ライターの職も手にしていた。自分は文章がうまい。そんな自負をしっかりへし折ってくれる存在が、他ならぬ賞レースであった。誠に遺憾ながら、僕は最終候補まで残った経験が一度もない。何度かは、すごくいい線までいった。編集部から直々に電話がかかってきて、惜しくも最終候補には選ばれなかったがこれこれこういう課題があり、このように修正すれば受賞できるポテンシャルはある、云々。だが、僕の作品はついぞ受賞はおろか、最終候補にも残ることはなかった。

イカれたネパール土産を紹介する

僕がネパールに行ったわけではない。お隣のネパール人が里帰りから戻ってきたのだ。彼と僕の間には暗黙の取り決めがあり、日本語能力に自信のない彼に代わって僕が面倒な公共手続きを代行している。今回の例で言えば、一時帰国の際に必要なインフラ周りの停止・再開申請が当てはまる。その見返りに、僕はネパール土産を受け取る。夏の終わり頃に郷里へと飛び立った隣人は今月、額に真っ赤な第三の目を塗りつけたまま帰ってきた。これはティカというヒンドゥー教に伝わる伝統的な印で、彼は帰国のたびに地元の神官から儀式を経て賜り、すでに四人の子どもがいるにも関わらず繁栄力をパワーアップさせて戻ってくる。入浴で自然に落ちるまでは当面そのままでいるらしい。