この鞄 を買ってから二年弱が経過した。当時、ショルダーバッグはポータビリティとアクセシビリティを兼ね備えた最高の選択肢に思われた。ラップトップもノートも小物もなにもかも全部入る。それでいて、常に手の届くところに鞄の入口がある。実用性においてはこの上なく理想的だ。
だが、この二年の間に僕のクラシック趣味は全身の隅々にまで行き届き、今日では季節に応じたオーダーメイドの服を纏うまでに酔狂を遂げた。こうした服はリネンにしろウールにしろ、大抵は通常の手段で洗濯ができない。すると、どうなるか。本革のショルダーバッグを身に着けることで発生する革汚れを容易に落とせなくなるのだ。
初夏、厳しい陽の光と涼しい風が同居する稀有な季節。特に予定もなく街に繰り出した僕は、同じように予定のない友人を呼び出していた。文芸サークルの献本を受け取っておきたかったのと、前にカメラを借りる約束をしていたのでちょうどよいと思った。
果たして彼が到着すると、さっそく持ち出してきた超カッコいいカメラがスタバの狭すぎるテーブルに並べられた。誠に遺憾ながら彼に教えてもらった豆知識はろくに覚えていないが、少なくとも僕が借りたのは右側のレチナⅡaである。今から70年くらい前のフィルムカメラということで、すなわちレトロカメラの部類に属する。
じきに春が訪れようとしている。草花が芽吹き桜が舞うこの季節は街中の景色も華やいでくる。これらの環境変化は服装の配色にも影響を及ぼす。黒やダークネイビーの分厚い外套がベージュや中間色のトップスに変われば、おのずとボトムス、そして靴も環境に適応せざるをえない。そう、春夏は白スニーカーの季節でもあるのだ。
白スニーカーは無数に存在する。世界中のあらゆるメーカーやブランドが販売している。黒スニーカーと双璧をなす定番中の定番ゆえ、きっとどこの誰の靴箱にも一足や二足の白スニーカーがあるだろう。カジュアル化された現代の服装であれば、何人もまったく意識せず白スニーカーを履くことができる。それを前提に作られているのだから当然だ。
@riq0hの投稿を見る 今年も恵方巻きの時期がやってきた。由来とか歴史はどうでもいい。僕にとっては、様々な種類の太巻きをたらふく食べられる一点においてのみ価値がある。そのために万難を排して当日に備えてきた。幸いにも折よくリモートワークの日だったが、もしそうでなければ有給休暇を取得していただろう。仕事帰りに寄って目当ての恵方巻きが手に入るほど現環境の節分は甘くない。
恵方巻きブーム黎明期、大量生産・大量廃棄との誹りを受けた過去を反省し、昨今は生産数の調整や予約限定販売などの取り組みが進んでいる。したがって、夜に行っても一般的な売れ残り惣菜と同程度の品数しか余っていない。恵方巻きと名が付いていればなんでも構わない人はそれでいいかもしれないが、様々な種類を楽しみたい僕には望ましからぬ状況だ。