点と接線。

入眠に一時間くらいかかる

僕の起床時間は正確だ。毎日午前六時に起きる。通勤日でもリモートワークの日でも休日でも関係ない。起床時間がずれると就寝時間もずれ、やがて生活リズムも崩れていくことをよく理解しているからだ。命を燃やしてハードワークに勤しんでいた若かりし頃、昼夜を問わない仕事と勤怠の境界があやふやな業界の性質も相まって、僕の睡眠の質は最 of the 悪に近かった。当時は運動もろくにしていなかったので、肉体的には必ずしも疲労していないのに神経ばかりが昂ぶったまま寝床につく日々が常態化していた。当然、気持ち的には寝たくて仕方がないはずなのに頭の中が騒がしくて眠りに落ちる事ができない。だが、眠らなければ仕事に支障をきたす。そこで頼っていたのがかの有名なマイスリーである。言わずと知れた睡眠導入剤だ。

「対戦」などしていない

かのイーロン・マスクが「Xは対戦型SNSだ」と表明して以来、この発言は様々な形で受け取られてきた。和やかにお喋りしたり好きなものを共有する場ではなく、激しく意見を戦わせる場に変わったのだと悟って去る者、逆に〝お墨付き〟が出たと喜び勇んでレスバに拍車をかける者、単にSNS中毒で賛成反対以前に離れるすべがない者など、多くの立場がある。今回は主に二番目の立場を糾弾していきたい。そもそも「対戦」とはいかなる代物だろうか? 原文では「PvP」と表現しているので、正確にはオンラインゲーム的な文脈が強いと思われる。CPUが相手ではなく人間のプレイヤー同士で戦うジャンルのことだ。大抵の場合はラウンド制など固有のルールがあり、勝負の過程は検証可能で結果はゲームシステムが決定する。

夏の延長

今年の夏は寒かった。いつもだいたい雨が降っていた気がする。窓の向こうで蝉の音が高らかに風物詩を主張する矢先、前触れのない驟雨が夏景色を根こそぎ洗い流してしまったかのようだ。忙しない出勤の間際、身体にまとわりつく汗と湿り気だけが日常に感じる季節の姿だった。夏を終わらせたくなると僕は海に行く。誰も誘わず、誰にも言わずしめやかに行く。これは夏を個人の認識の上で看取る行為であり、決して華やかなイベントではない。行く日は八月の末日かその前日が多い。お盆を過ぎると夏が処される旧来の区分は廃れて久しく、昨今の夏は依然猛威を振るっている。気持ちの整理をつけつつ、ラストサマーを飾るのに最適である。

本文のフォントをBIZ UDPに変えた

以前の記事 でNotoフォントを自前で配信している話をしたが、今回はさらに一歩進めて異種フォントの採用に踏み込んだ。というのも、Notoフォントは実用性が高く基本的な用途においては不満がない代物であるものの、個人的な好みも考慮するといささか物足りなさが否めなかったからだ。とりわけ明朝体は文字の装飾感が強いだけに侮れない差異が現れる。かくいう僕もKindle Paperwhiteに搭載されている標準フォントでは満足できず、わざわざBIZ UDPMinchoを導入しているくらいだ。当然、弊サイトの本文部分に採用するのもこのフォントとなる。