2026/03/15

白スニーカーの難しさ

じきに春が訪れようとしている。草花が芽吹き桜が舞うこの季節は街中の景色も華やいでくる。これらの環境変化は服装の配色にも影響を及ぼす。黒やダークネイビーの分厚い外套がベージュや中間色のトップスに変われば、おのずとボトムス、そして靴も環境に適応せざるをえない。そう、春夏は白スニーカーの季節でもあるのだ。 白スニーカーは無数に存在する。世界中のあらゆるメーカーやブランドが販売している。黒スニーカーと双璧をなす定番中の定番ゆえ、きっとどこの誰の靴箱にも一足や二足の白スニーカーがあるだろう。カジュアル化された現代の服装であれば、何人もまったく意識せず白スニーカーを履くことができる。それを前提に作られているのだから当然だ。 Read more

2026/03/05

噛む代償

僕は食べ物を噛むことが好きだ。人より10倍は噛んでいる自信がある。なにか類似したものの中から一つ選ぶ時、大抵は噛み応えがありそうな方を選ぶ。しかしこうした選択は、しばしばコスト的な不遇を被る。柔らかく精白された製品の方が市場の支持を得ている以上、大量生産の恩恵を受けるのはそちらの方であり、固形物より液体や粉にしている製品の方が輸送コストが安く低廉化しやすい。つまり、僕は人より噛み意地が張っているせいで噛む代償を支払っていると言える。 Read more

2026/02/23

奇妙なオンラインゲームの思い出を語る

時に西暦2005年、ネットサーフィン(死語)中に見かけた広告を見てWebページを開くと、そこにはスタイリッシュかつ洗練された世界観が広がっていた。当時、基本無料のオンラインゲームといえば、緩いファンタジーの世界で低頭身のキャラクターがわちゃわちゃしているものと相場が決まっていた時代に、完全な3Dグラフィックスで銃と長剣が交差するゲームが登場したのだ。この認識は当然ながらただの世間知らずであったが、ローカライズされた無料のゲームにしか手が届かない陸王少年には、まったく真新しい存在に映った。 Read more

2026/02/11

恵方巻き2026

@riq0hの投稿を見る 今年も恵方巻きの時期がやってきた。由来とか歴史はどうでもいい。僕にとっては、様々な種類の太巻きをたらふく食べられる一点においてのみ価値がある。そのために万難を排して当日に備えてきた。幸いにも折よくリモートワークの日だったが、もしそうでなければ有給休暇を取得していただろう。仕事帰りに寄って目当ての恵方巻きが手に入るほど現環境の節分は甘くない。 恵方巻きブーム黎明期、大量生産・大量廃棄との誹りを受けた過去を反省し、昨今は生産数の調整や予約限定販売などの取り組みが進んでいる。したがって、夜に行っても一般的な売れ残り惣菜と同程度の品数しか余っていない。恵方巻きと名が付いていればなんでも構わない人はそれでいいかもしれないが、様々な種類を楽しみたい僕には望ましからぬ状況だ。 Read more

2026/01/31

そこそこ賢い宇宙人はどんな法律を作るか

なぜ”そこそこ”なのかというと、とてつもなく賢すぎる存在は我々には想像できないからだ。せいぜい、人類の中でとびきり賢い個体が、その宇宙人にとっては普通、くらいの基準でなければ扱いきれない。少なくとも実在しうる範疇なら、当人の言動をもとにある程度のシミュレーションが行える。 姿かたちも我々と似通っていなければ困る。手足が8本あって思念で通じ合えるとか、超合金の肉体を持っているとかだと、たとえ高知能であっても文明が発達しない懸念がある。文明は不足を補うために発達する。凍傷も日焼けも怪我も負わないなら被服は最低限で構わないし、めったに飢え死にしないなら食糧を備蓄する必要も、奪い合う理由もない。当然、外敵の侵入を防ぐ頑丈な柵や堀も不要となる。大集団で暮らす利点も大してない。 Read more

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