2023/06/26

GNU Social JP管理人 対 僕

「太陽を盗んだ男」という名作邦画がある。異常な理科教師が紆余曲折の末に自室で小型原爆を作って日本政府を脅す話なんだけども、原子力を太陽に例えたタイトルが素晴らしいのはもちろんのこととして企画段階で付けられた仮題も僕はけっこう好きなんだよね。 「日本 対 俺」 っていうんだけどさ。腹から声を出して読み上げるといかにもシュールで面白い。

まあしかし現実はえてして地味なもので日本政府と戦った城戸誠とは及びもつかず、僕が今回挑んだのはGNU Social JPの管理人なわけだ。レスバなんて何年もしていなかったからずいぶん肩が凝ってしまった。本稿を読む人はGNU Social JPの管理人が何者かすでに知っているだろう。一口で言えばFediverse版のまとめサイトのような代物を運営している人物だ。

まとめサイト、と聞いてピンと来る人は多いかもしれない。彼も多分に漏れずFediverse上のユーザの投稿を無断で転載して、それらの間にちょこちょこ意見を書く形でコンテンツを生成している。引用の削除を求める苦情には終始「文句があるなら裁判しろ」の一点張りだ。結果、彼はあらゆるユーザやインスタンスから忌み嫌われブロックされている。

こうした対応について彼は「ブロックは不当、憲法違反」と考えており、一時期は自身をブロックした大手インスタンスのmisskey.ioに訴訟をちらつかせる展開にまで至った。なんらかの変遷を経て現在は鳴りを潜めているものの、相変わらず彼は自分が不当な差別を受けていると信じている。外国企業が運営するインスタンスにまでもサーバミュートされているのだからある意味では相当な大物だ。

さて、僕は以前に記事を書いた。分散できないのはどう考えても僕たちが悪いと題されたそれはありがたくも期待をはるかに上回る反響を獲得したが、件のまとめサイトを運営する彼もさっそく目を付けたようで3日後には引用記事が掲載された。例によって僕の文章表現を逐一借用して「〜と思いました」などとおざなりに感想を付け加えるやり口だ。靴底にへばりついたガムに自分の名前が刻まれたかのような屈辱感が全身を襲った。

これに対して「引用するな」などと申し立てても先に述べた通り「裁判しろ」と開き直られるのは間違いない。引用の範囲を越えるか越えないか言い争っても議論は平行線にしかならないだろう。やむをえず僕は苦虫を噛み潰した顔でこの件を見送った。なにげに肯定的に取り上げられているのがいささか不気味だったが、幸いにも事態はしばらく湖の水面のごとく平穏を保っていた。

ところが先日、僕は彼のまとめサイトが有料会員制度をテストしている噂を聞いてつい見に行ってしまった。悪い予感が当たり、そこにはまさしく登録会員限定と記された例の紹介記事がまざまざと映し出されていた。人様の文章を使って商売しようとはいくらなんでも無茶苦茶な話だ。

すると、毎度の文句を振りかざして他ならぬGNU Social JP管理人が飛びかかってきた。事実上のマッチメイクである。このような狼藉をも引用、考察と言い張るのなら、いよいよ勝負しなければいけないらしい。そういうわけで貴重な週末を虚無に捧げる地獄のレスバが幕を開けたのだった。

ラウンド1

ボウリング場ではない。ここはもはやリングの上だ。カーン、戦いのゴングが鳴り響き、両者がファイティングポーズをとって睨み合う。とりあえず僕は様子見にジャブを放った。

当然こんなので引き下がりはしない。まずは引用の合法性から論点を離さなければならない。彼が従前より主張している「ブロックは不当」を覆して論理の不整合を突く。意外にも彼は人に嫌われたくないと考えているので「ブロックは不当ではない」と認めさせれば、嫌われないための行動を促すことができる。そこで最終的に「無作法な引用を控えてくださいね」と結論を持っていくのが目標だ。

引用の合法性について延々と議論しても絶対に埒は明かない。AI裁判官が秒で判決を下してくれる時代にでもならないかぎりはグレーゾーンを攻める側が有利なのだ。彼は十分に解ってやっている。カジュアルに訴訟されて金をむしられるリスクが高い世の中だったらとっくにやめていただろう。当の本人の回答は、やはり想定通りだった。

違法行為や損害がなくても不快な振る舞いはたくさんある。そういう行いをわざと繰り返す人間が相応の態度をとられるのは仕方がないと解っててやっていると思っていたが、あくまでブロックは不当と主張する一方で引用は正当と言い張りたいようだ。文末で発達障害だからとかなんとか言っているのは普通に他の当事者に失礼でしかない。しかし、この調子では早晩に平行線を辿りそうなので別の切り口で反論を試みた。

以上の反論は僕の独自解釈なので他の人と一致するかは判らない。例外なく引用されたくない人もいる。一方、引用されてもいい相手とそうでない相手がいてもおかしくはない。事実、僕は読み応えに優れた考察を伴うのならたとえ批判的に引用されても構わない。引用された影響でPVが増えたりなんらかの利益が得られるならさらに好ましい。言うまでもなく、彼のまとめサイトはそのどちらにも当てはまらない。

そもそも平均的にリテラシが高いFediverseの住民を相手に、まとめサイトをやろうなんていう取り組みからしてありえないほどリスキーなのだ。どう取り繕っても一定数から嫌われるのは避けられない。彼は運営の真意を明かさなかったが、それでもやるからには営業努力の一つや二つ重ねなければ自ら進んで嫌われにいっているのと変わらない。

引用の削除要請に素直に応じるのも有効な手段だ。なにしろ「文句が来たら消す」というオプトアウトっぽい形式をとれるだけでもWebサイト側は圧倒的に有利と言える。引用された皆が皆、列をなして苦情を申し立てるとはかぎらない。最低限のマナーを守っている姿勢を見せれば存外に悪評も落ち着いて黙認してくれる余地すら生まれるかもしれない。

そういうしたたかさがあればこそ余計な負担を互いに感じずに済むのにわざわざ嫌われているのだから、そんな悪評をまとったWebサイトには尚更誰も引用されたがらなくなる。実際、なぜだか知らないが彼はすごく苦労しているようだし、僕とて不躾に引用されて憤懣やるかたない気持ちだ。こんな典型的なLose-Loseをせっせと拵えてなにがしたいのか本当に理解できない。

ラウンド2

土曜日の朝を迎えて、彼が深夜のうちによこした返答を読んだ。言っている内容は相変わらず取るに足らないが「どこかの誰かさんのように八方美人で当たり障りのない偏った内容しか書けない」とは、文脈を察するに僕の記事を指しているのだろうか。もしそうならなにも解っちゃいないな。

だいたいあんた、紹介した方じゃなくて最近の記事も褒めてたじゃん。 こういう人いるよな。理論派ぶっている割には馬脚を露わすのが早すぎる。人様の文章を借りておきながら手のひら返しとはマジでいい度胸してやがんな。カーン、ラウンド2の開幕だ。両者はまだ体力を残している。

今日もまた前日の論点を粘り強く繰り返す。道のりは遠くともブロックは不当でもなんでもないと認めさせ、嫌われないためには不快な振る舞いをやめないといけず、それには引用の削除要請に応えるのが一番手っ取り早いと結論を持っていく必要がある。だが、それにしても「お手本を見せろ」にはさすがに面食らってしまった。

後半の「いっそ転載のみに留めた方が潔い」との見立ては2ちゃんねるユーザとまとめブログの間でかつて起こった抗争を根拠にしている。当時もまとめブログは2ちゃんねる全体で蛇蝎のごとく忌み嫌われていたが、機械的に書き込み内容を蓄積する「ログ倉庫」はさほど批判されていなかった。転載そのものではなく書き手の意図的な誘導や編集を好まない向きは確かに存在する。まもなくして回答が返ってきた。

性懲りもなく「手本を見せろ」の変奏が続く。もしや彼は本気でWebサイトの改善を請け負うべきだとか思っていやしないだろうな。だんだんと話の通じなさが際立ってきた。こういう態度に逃げ込まれるとはっきり言って説得は難しい。彼に自覚があるのか定かではないが、この手のレトリックには要求に要求で返して主導権を奪う狙いが隠されている。

ここでいよいよブロックが不当ではないと認めさせる段階に迫る。しかし露骨に混ぜっ返された。きっと彼は僕とのレスバにうんざりしてきたのだろう。いかにも会話を切り上げたそうな口ぶりだが、勝手に人様の文章を借用した上に自ら論戦を仕掛けておいてうんざりされても困る。

レスバの目的の一つは引用部分を削除ないしは書き直させることだが、それが叶わずともしつこく抗弁していれば彼に損得勘定を働かせられるかもしれない。「こいつの記事を扱うのは面倒だ」と今後の引用を諦めてくれればこっちは大いに助かる。せいぜい地獄の果てまで付き合ってもらう。

ラウンド3

とはいえ「引用を削除してほしい」と頼めば即座に「引用は合法、裁判、提訴」とお決まりの定型句に収斂するに違いない。そこで僕は再び切り口を変えた。カーン、最終ラウンドのゴングが鳴り響く。両者の息は荒く、動きは鈍い。

この件に無関係なioの管理人を出汁にしたのは少々気が咎めるが、それはそれとしてこれは注目に値する事実である。以前にはmisskey.ioを相手取り訴訟を起こすと息巻いていた彼は、いつの間にか全面降伏していてio関連の引用記事を削除していたのだ。なんだ、やればできるんじゃん! じゃあ他の人にもやってくれよ。これは「引用は合法、裁判、提訴」の鉄壁に風穴を開けうる突破口かとほのかに期待した。いきおい、彼を煽る言葉選びにも筆が乗りまくる。だが、結論から言うとなんら効き目はなかった。

正直に言ってこの返答を読んだ際は絶望した。リンク先にはいくつか記事が載っているが、物書きの矜持にかけて誓う。読んでも意味は解らない。特定の人物の言いなりになるなんてもはや法律も論理もあったものじゃない。「あなたの理屈はこうなので、じゃあこれはこうですね?」と言い含めるのが論戦の基本なのに「私の中では一貫している」と開き直られてはなすすべがない。

なんせあれほど「ブロックは不当」と喚いていたのに先の掲載記事では悪びれもせず「失礼なユーザがいたのでミュートした」とか書いていやがるのだ。まさかブロックは不当でもミュートは正当とは言うまい。コミュニケーションをとりたくてもとれないと散々嘆いていたのだから。つまり、GNU Social JP管理人にはお互い様の概念が存在しないらしい。自分がやられるぶんには不当でも自分自身の行為は謎の論理が働いて正当化されうると主張している。

僕は完全に勝ち筋を失った。持論の整合性を気にかけない相手を言い負かすことなどできない。第一の目的が無残に砕け散り、消化試合の押し問答が続く。冷静になって振り返るとこの辺りで切り上げておくべきだった。

この挑発に対しては通話の要請が告げられた。後で記事にするのにやるわけがない。録音の文字起こしなんて時給が発生するレベルの苦行だ。音声ファイルをアップロードするとしても、限界インターネット中年同士が甲高い鳴き声をキイキイ喚き散らす退廃音楽を一体誰が聞きたがるのか。憲兵隊に取り締まられたって文句は言えない。実際、ブログを読む側にとっても不便だ。

「あなたも疲れているでしょう」と彼は言うが、その通りだ。久しぶりにレスバしたせいで予想以上に疲弊している。10年前はゆうに三日三晩レスバしていたものだが、どうにも寄る年波には打ち勝てない。本来なら過ごせていたであろう満ち足りた金曜日の夜、土曜日の光景が走馬灯のように駆け巡る。観られたはずの映画、読めたはずの小説が浮かんでは消えていく。

とはいえ、こういう回答が返ってくるということはどのみち大詰めに近づいているのだろう。ラストスパートにかけて僕は自分を奮い立たせた。引用を削除させるのは困難でもまだ相手に抗う目的が残っている。せめてこれはやり遂げないといけない。

しかし彼はあくまで通話を盾にレスバから引き上げる腹積もりのようだ。挑発に乗ってこない。長年に渡ってレスバをやらないと相手をその気にさせるコツが分からなくなる。精一杯の捨て台詞を吐いてみたものの、GNU Social JP管理人に有効打を与えた手応えはついぞ感じられなかった。

@gnusocialjp
なるほど、やはり都合の良いコミュニケーションしか取りたがらないのですね。どうしてあなたに質問を選定されないといけないのですか? これはあなたが始めた戦いですよ。

しかし当初の目論見通り、あなたの「対話がしたい」という虚仮を暴くことができましたし、明らかに白旗を掲げている相手を追い詰めるのもあまり気が進みません。どうしてもと言うなら一旦見逃してあげましょう。ですが、僕や人々の文章を不躾に扱っているかぎりあなたは常に負い目を抱えます。それを忘れないでください。引用元

彼の最後の回答は僕を奈落の底に突き落とした。引用されてもデメリットはない――なんてことだ、最初から散々言っていた話が全然通じていなかった! でなければこの局面でそんなひどい言い草は出てこない。かくして、地獄の週末レスバは深い深い絶望のうちに終幕した。「レスバがお好みで疲れないようです」だと? うるせえな、めちゃくちゃ疲れたよ。

@gnusocialjp
「私が引用してもあなたにデメリットはありません」
そう思えることがあなたの問題の根幹であり、客観的視点が抜け落ちており、実は僕の言葉をろくすっぽ読んでいないことの証なのです。いつか暇な時にでもリプライを読み返してください。いつでもどこでもそれができるのが文字情報の良いところです。お疲れ様でした。引用元

解説

こんな恥さらしの内容をあえて記事に仕立てたのには訳がある。引用の削除、抗弁に連なる第三の理由だ。もう気づいている人もいるかもしれないが、実は本稿自体が「引用記事」の一例として書かれている。

さしあたりハイパーリンクによる引用をⅠ型引用と定義する。同様に、SNSの公式埋め込み機能による引用をⅡ型引用、どちらも用いないコピーアンドペーストの引用をⅢ型引用と表す。今回は出番がなかったがもし通話の文字起こしがあるとしたら、それはⅣ型引用と定義される。この中で印象的にもっとも侵犯性が低いのはⅠ型引用と考えられる。

Ⅰ型引用の文章を読むにはハイパーリンクを辿って原典に移動しなくてはならず、被引用者にとって常に想定された形式でコンテンツを参照させることができる。反面、利便性の面ではやはり一歩劣ると言わざるをえない。したがって、SNSの投稿の引用にはⅡ型引用がもっぱら用いられる。

Ⅱ型引用は実装側による埋め込み機能依存なので、実態は原典を参照しているのとほとんど変わらない。元の投稿が修正または削除された際はⅡ型引用も同期されるため、被引用者が自身のコンテンツをコントロールする権利が最低限守られていると評価できる。ただし引用者のWebページに投稿が表示される以上、被引用者の想定に反する体裁をとってしまう懸念は否定できない。

Ⅲ型引用は度が過ぎると転載に該当する。最後の2つの引用はわざとⅢ型引用にした。文面の一部を抜粋する形でⅢ型引用を用いる場合にはおよそ常識的な範疇と見なされるが、それ自体が引用者のコンテンツに価値を付与しうる甚だしい規模の引用については「転載」と表される。法的な判断は別にしても印象はすこぶる悪い。

というのも原典が修正・削除されても引用者のWebサイト上には以前のコンテンツが残り続けてしまう。この時の被引用者はⅡ型引用とは異なり自身のコンテンツをコントロールする権利を喪失している。また、抜粋の名目で順序や文脈を無視されたり、改変された文章の掲載が原因で炎上などの被害を受ける恐れも懸念される。

Ⅳ型引用はとりわけ利便性に乏しい。Ⅰ型引用でさえワンクリックで原典に到達できるのに対して、Ⅳ型引用の信憑性を調査するには録音を丸ごと聴かなければならない。文字情報なら流し読みで済む確認作業に何十分も費やす場合もありえる。しかも編集を経ていない音声会話は論点ごとに章や段落が分けられず、どこでなんの文脈を前提に話をしているのかも容易には一瞥できない。このように読者目線の不便を多く含んでいるにも拘らず、GNU Social JP管理人はスカポンタンなので僕が弱みを見せたと思い込んではしゃぐことしかできない。

ちなみに、僕個人は基本的にⅢ型引用で文章を引用されても構わない。それは前述の通り引用者の提供するコンテンツ性や利益、または人間関係の親密度で決定される。しかし、インターネット上のあらゆる人々に嫌悪感を持たれにくい引用の作法としてはⅡ型引用までに留めておくのが無難だろう。GNU Social JP管理人の投稿が常にⅠ型引用されているのは、件の実装に埋め込み機能が見当たらなかったせいである。

もちろん、たとえⅠ型引用であってもコンテンツ全体の内容次第では時に嫌がられてしまうし、そうした風評を気にかけるのであれば気持ちよく引用させてもらう工夫に努めて削除要請にも素直に応じる姿勢が望ましい。繰り返すが、人様の発言をあれこれ槍玉に挙げるのはどう転んでも不興を買いやすい行いなのだ。こうした微妙な問題を逐一裁判で白黒つけるなどどだい不可能な話で、我々自身の規範意識に則った共通理解を築くほかない。

ところでレスバ中にわざわざGNU Social JP管理人に「ブログのネタにする」と宣言したのにも訳がある。彼がかなり鷹揚な人間だとしても「お前のことを書く」と言われてどう書かれるのか気にならない人はそういない。本稿が投稿されればいずれ彼は読みに来る。

彼は「具体的な代案」を求めた。僕は不躾な引用をやめてほしいだけなので応える義理は当然ないが、自分のブログを通してなら一例を提示できる。だからこんな醜態を赤裸々に晒して、引用しなくても差し支えのない部分まで全部引用して、それぞれ定義した類型を表す体裁に整えたのだ。

なあ、GNU Social JP管理人さんよ、見ているか? あんたがこれを読んで納得するなんて1ミリも期待しちゃいないが、僕は引用をこういうふうに捉えている。その上で、Ⅰ型引用でもやめてくれと言われたらやめたっていい。引用頼みの誰かさんと違ってこっちは地の文をコンテンツにできている。これを機にまともな文章を書きなよ。

もっともあんたはもう半ば詰んでいるんだけどな。あまりにも評判を失いすぎた。最初から誠実にやっていればぼちぼち支持者を得られて、ひょっとするとⅢ型引用でも自分は構わないと言ってくれる人たちが現れたかもしれない。後生大事に抱えている実装のGNU Socialも、あの彼が頑張っているのなら手伝ってやろうと申し出てくれる人たちが現れたかもしれない。

そうならなかったのはすべてあんたが適切なネゴシエートをサボってパワーポリティクスありきでやってきたせいだ。辛いとか苦しいとかのたまっているが、実際には周りを押しのけて楽な道ばかりのしのしと歩いてきたんだよ。あんたが道を譲るのは強いやつに問答無用でぶん殴られた時だけなんだろうな。

その結果が現状に表れている。自ら蒔いた憎悪の種がすくすくと育って、取り返しがつかないほど土壌を汚していることにも気づいていない。いつかあんたのWebサイトから僕の文章が解放される日が来るといいが、どうやらあんた自身の破滅の方が早そうだ。

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