今週末、参議院選挙の投開票が行われる。すでに各メディアが報じているように、与党の過半数維持はかなり厳しい情勢だ。政治信条的な面からも制度設計上の面からも政権交代を期待する立場としては、通常これは歓迎すべき状況である。ところが、今回ばかりはそういうわけにもいかない。
なにしろ石破政権は過去の政権と比べて明らかに穏健的であり、表向きは保守自認ながらも実態的にはほぼリベラルと言っても差し支えない政権運営を行っている。特に安倍政権時代によく見られたナショナリズム賛美や居丈高な態度はすっかり鳴りを潜め、夫婦別姓や同性婚に諸手を挙げて賛同するとまではいかなくとも、前向きに検討しないでもないぐらいの姿勢が感じ取れる。
開発前談 ここ一ヶ月余りの間、ろくに文章も書かずになにをしていたのかと言えばActivityPub実装を作っていた。ActivityPub実装とは、TwitterがXと化した経緯をきっかけに再び注目を浴びたMastodonやMisskeyなどのサーバソフトウェアを指している。
これらは単一のWebサービスではなく「ActivityPub」という共通のネットワーク上に存在する無数のサーバが相互接続を行う形で成り立っている。もし皆さんがたとえば「Misskeyにアカウントを作った覚えがある」と認識していたら、それは数多ある「Misskeyサーバ」のどれかの一つだ。
ある日、すし詰めの電車から吐き出されて帰宅すると、そこには妖精がいた。なにを馬鹿な、と思ったが事実として目の前にいる少女は妖精としか言い表しようがなかった。人形に似た華奢な身体と、ささやかに揺れ動く透き通った羽根を持つ彼女に他に適した形容は見当たらない。じきに目が合うと少女は腰掛けていたベッドからぴょんと飛び立って宙に浮き、僕と同じ目線の高さに立った。
「わあ、やっと私が見えたんだ! どうもはじめまして、人間さん」
「どうも、はじめまして……?」
いよいよナンバリングがドラゴンクエストとかファイナルファンタジーみたいになってきた。前編を読む必要はあまりない。さて、これまで僕は様々な革鞄を手に入れてきたわけだが、最近はテーラードジャケットを中心とするトラディショナルなファッションを追求していることもあり、またぞろ鞄のラインナップを増やす必要性に迫られた。
いわゆる「ビジネスバッグ」と呼ばれる代物である。短い持ち手がついた片手持ちの四角い鞄だ。よりクラシックな仕様だと前面に錠前が設けられている。かつてセットアップのスーツにネクタイがサラリーマンの前提とされていた時代では、持ち歩く鞄も大抵はこうした形状のものだった。今日でもコンピュータ上で「ビジネス」を表す記号的表現として、そのような形のアイコンを目にする機会がある。