点と接線

パソカタ諸氏へ

なぜ僕の周りではゲーム・オブ・スローンズやウエストワールドが一切話題に上らず全員アニメの話をしているのかということを一生考えてきた。情報系オタク(人生の大半をパソコンカタカタで過ごしてきた人間の、総称)は上の世代も下の世代もアニメばかり見ている。話数が多いと尻込みしてしまうのかとも思ったが、まだ1シーズンしかないイカゲームとかもまるで存在しないかのようだ。よく知られたタイトルでもこんな有様だから、その他大勢の単体映画については言うまでもない。

論評「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」:映像革命再び

「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」を観た。いつも映画の感想は1ツイート程度で抑えていたが、本作についてはもう少しなにか書けそうな気配があったのでブログ記事に起こすことにした。以降、分野ごとにいくつかの見出しに分けてそれぞれ論じていく。なお、本エントリはネタバレありとなる。各自注意されたし。 CG/VFX まず着目すべき点は映像の美しさである。先日、前作「アバター」を復習した際も13年の年月を疑う映像美に唸らされたが、本作にとって過去の自分を乗り越えることはあまりにも容易だったらしい。IMAXレーザーで強化された視覚音響効果も相まって、まさしくエンターテイメント作品の新しい頂点を築き上げたように思う。

敗北加速主義

本稿は一般社団法人異常文章排出機構のアドベントカレンダー2022、13日目の記事です。嘘です。 折りに触れて目にするのは、労働者の苦境を表すミームや創作絵である。それらは上司、企業、社会などから理不尽に加えられる仕打ちを軽妙に語り、時として深い悲嘆に暮れる。読者たちはさめざめと日常の辛苦を分かち合う。リプ欄で、引用RTで、空リプで……だが、彼らはその苦しみから逃れる術はないと諦めているのか、権利闘争や転職の話はあまり俎上にのぼらない。

DeskMini X300で超小型静音PCを組んだ

遅れて顔を覗かせた物欲の秋は僕をニューマシンの購入へと駆り立てた。この記事は新しいPCで書いている。以前のPCはGPUこそぼちぼち高性能なモデルを積んでいたが(GTX1070――現行製品のRTX3050と同性能)対してCPUの方はSandy Bridge世代のCore i7 2600Kどまりと時代遅れ感が否めなかった。 俗に言うSandyおじさんというやつだ。リッチなグラフィックのゲームをやらなくなって久しい僕にとっては、もはや無駄にでかくて音がうるさいアンバランスな性能のマシンでしかない。こいつをどうにかしたいと星に願い続けてずいぶん経った。