2022/03/28

レトロで誠実な有線イヤホン アシダ音響「EA-HF1」

とうとう手持ちの無線イヤホンが故障してしまったので、この機会に有線に出戻りすることにした。僕は自宅に据え置きのオーディオ環境があるゆえイヤホンはもともと滅多に使わない。使うのは椅子に座るのも面倒な時か、それこそ外出時くらいだ。となると厄介なのが、無線イヤホンのバッテリー問題である。日常的に使う人ならこまめに充電するのだろうが、僕のような使い方だとその習慣がなかなか根付かない。いざ使おうとするたびに充電切れ寸前だったことは一度や二度ではない。 Read more

2022/03/15

NeovimをちょっとLuaLuaさせた

せっかくNeovim専をやっているのにLua製プラグインに手を出さないのはアレかと思い、とりあえず3つほど移行させてみることにした。真のルアラーはおそらくinit.vimもLuaで書いているのだろうし、プラグインマネージャもpackerとかを使っているのだろう。だが、僕としてはそこまで一気やるのは正直面倒くさい。こういうのはやるにしてもじわじわと段階を経て触っていきたいものだ。 lualine.nvim lualine.nvimはlightlineやairlineのLua実装とでも言うべきstatusline系プラグインである。Vimの扱いに習熟していたり、モダンなIDEの仕様に慣れたユーザはデフォルトのstatuslineではとても満足できない。そこで十年近く前からstatuslineの情報量や視認性を手軽に改善する手段としてこの手のプラグインが出回るようになった。先に述べたlightlineやairlineはその中でもとりわけ知名度が高く、ほとんどのVimmerに一度は使われていると言っても過言ではない。 lualineは豊富な機能を持ちながらもLua実装ゆえの高速さを兼ね備えた、いわば期待のニューホープだ。上のリポジトリページに掲載されている起動速度の検証では、もともと重いことで知られるairlineはもちろん、ミニマルを意識して設計されたlightlineをも僅かに上回る結果を叩き出している。もっとも約2msの差が知覚できるとは思えないが、見たところLuaの知識がなくても簡単に導入できそうなので試しにやってみることにした。なお、下記の設定例はすべてdein.vimの利用を前提にしている。 Read more

2022/02/22

消極的ハイレゾ不要論

これまでは情報量が増えるぶんには損はないだろうと考えて曖昧にハイレゾ音源を受け入れていたが、今後はできる限りCD音源で入手するようにしたい。仮に入手可能な音源がハイレゾしかない場合は44.1kHzにダウンサンプリングしてすべてCD音質相当に揃える。この運用方針には僕のリスニング環境が関係している。なお、本エントリはむっちゃ長いので一番下の項の「まとめ」だけを読んで済ませても構わない。 なぜミキサーを迂回しなければいけないのか Windowsにはオーディオエンジンなる内部ミキサーが実装されている。かつてカーネルミキサーと呼ばれていたそれは、意図せずともわれわれが複数のアプリケーションから音を出そうとした時に機能を働かせる。だから動画を視聴している最中にもシステム音が鳴るし、ボイスチャットをしながらでもゲームの音が聞こえる。その代わりに犠牲となったのが音質と応答速度である。 Read more

2022/02/01

機能的で検閲のないクラウドストレージ、ゼロ説

最近、僕が住んでいる団地の別の棟で火災があった。なんでも古い電源タップから爆ぜた火花が可燃物に引火したことが原因だという。不運にもその時は火元の当事者が不在だったために、近隣住民が気づいた頃にはとんでもない大火事に発展していたらしい。後日、様子を見に行くと火災現場の部屋の辺りが遠目でもはっきり判るほど真っ黒に煤けており、その燃焼の苛烈さをおのずと物語っていた。火の手が他の部屋に伸びなかったのは不幸中の幸いと言える。まったく恥ずかしながら、僕は自治会で緊急会議が行われるまで火事のことをまったく知らなかったのである。 Read more

2022/01/23

Redmi Note 9SにOrangeFoxとArrowOSを焼く手順

前提 本エントリは以下の条件を満たしうる知識を備えたユーザを対象とする。 ・カスタムリカバリやカスタムROMを導入する意義を理解していること。 ・予めadbを導入していること。 ・CLIの基本的な操作方法を習得していること。 ・開発者向けオプションを有効化していること。 ・Miアカウントを所有していること。 ・本体に通話可能なSIMカードが挿入されていること。 本エントリはXiaomi製スマートフォン「Redmi Note 9S」のグローバル版に、カスタムリカバリ「OrangeFox」とカスタムROM「ArrowOS」を導入する手順を記す。なお、この改造行為はメーカー保証対象外のみならず、機種本体の動作不良および不可逆的な破損を招く恐れがある。導入の実施は読者諸君らの完全な自己責任の下にて行われたし。 Read more

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