2026/06/03
ショルダーバッグの生まれ変わり
この鞄を買ってから二年弱が経過した。当時、ショルダーバッグはポータビリティとアクセシビリティを兼ね備えた最高の選択肢に思われた。ラップトップもノートも小物もなにもかも全部入る。それでいて、常に手の届くところに鞄の入口がある。実用性においてはこの上なく理想的だ。
だが、この二年の間に僕のクラシック趣味は全身の隅々にまで行き届き、今日では季節に応じたオーダーメイドの服を纏うまでに酔狂を遂げた。こうした服はリネンにしろウールにしろ、大抵は通常の手段で洗濯ができない。すると、どうなるか。本革のショルダーバッグを身に着けることで発生する革汚れを容易に落とせなくなるのだ。
とりわけトラウザーズの尻や腰回りに、あの呪いみたいな油脂性の革汚れが付着すると絶望的な気分に襲われる。上等な仕立てのトラウザーズは季節の終わり頃にようやくクリーニングに出すぐらいがちょうどよく、頻繁に汚して何度も洗っていたらあっという間に生地が劣化してしまう。そして、言うまでもなく肩! シャツならまだ耐えてもジャケットのこの部分が擦れると台無しになる。
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