2024/10/09
革探しの旅Ⅳ:トートバッグ編
前回の外伝的続編。けっきょく観ないといけないやつ。ショルダーバッグの選定が落ち着いたところで次はトートバッグを検討する。まったく難儀な代物だ。紙袋同然のもっとも基本的な形状をしているだけに品数がやたら多く、そのぶんよく研究されている。簡単なものなら自分で作ることもできる。僕も昔に作った覚えがある。どれも同じと見せかけて実は細部が違う。
しかし、単に作りやすいからトートバッグはバッグ界の一角を長らく占め続けてきたわけではない。それだけ圧倒的に便利だからだ。ショルダーバッグが決まりきった携行品を出し入れするのに適した鞄だとしたら、トートバッグはそれ以外に適している。大抵なんでも入るし、なんならなにも入っていなくても許されが発生する。
ショルダーバッグはこうはいかない。峻厳な世界観である。携行品が過不足なく入っていないショルダーバッグは完全に失敗している。クイックスロットになにも登録していないプレイヤーがいたらそいつはヌーブだ。つまり、ショルダーバッグをスカスカにしていたり、逆に出し入れしにくいほど荷物を詰め込む輩がいたら、そいつはショルダーバッグを使いこなせていない。
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