逆になにができないのか判らないほど多機能と化したGitHubだが、その機能性が仇となって限られた用途で使用するにはいささか煩雑な画面操作が増えたように思う。ghコマンドは確かに有用ではあるものの圧の強いUIと格闘するかCLIかの二択は少々極端なきらいが否めない。
そこで、自前の計算資源を持っている人間にはリモートリポジトリのセルフホスティングが検討される。世の中には絶対にissueやPRを受け付ける気がない雑多なコード片や、ごく個人的、ないしは見知った少人数のみのプロジェクトが存在する。そういった趣旨のリポジトリを管理するには、いっそGitHubよりもミニマルに設計されたサービスの方が快適に用を足せる見込みがある。
初夏の頃にはこんなこと を言っていたが、VPSの計算資源が余っているのでやはり自前でメールサーバを建てた。なにしろ幾多の艱難辛苦に晒された10年前と現在では状況がずいぶん違う。今やDockerが普及しており、手の行き届いたOSSが用意されており、培ってきたトラブルシューティングの知識が備わっている。躓いたらコンテナを破棄してやり直せばいい。サーバを建てるたび実行環境の至るところに引っかき傷を残していた過去とはもうおさらばだ。
Mastodonインスタンスを建ててからというもの、VPSの持て余した計算資源を活用すべく様々なOSSを探し回っている。中でもとりわけ印象深かったのがメタ検索エンジンのSearXNG だ。今や検索エンジンすらセルフホストすることができる。これを使えばGoogleやBingの検索結果をまとめて睥睨しつつ、プライバシー情報は彼らに一切与えない悪魔的所業が可能となる。
たとえば「肩甲骨」で検索すると僕の設定では上記の検索結果が現れる。それぞれの下部に「bing wikipedia duckduckgo brave」などと記されている通り、設定で有効にした検索エンジンが一覧化される仕組みだ。見たところGoogleはWikipediaがあまりお好みではないらしい。実際、本家Googleで当該の単語を検索してみるとWikipediaは2ページ目に進まないと出てこない。
かのジェームズ・キャメロン監督は殺人ロボットに追われる悪夢を見て「ターミネーター」を思いついたと言う。巨匠は熱にうなされていても元を取る。すごい。だが、残念ながら僕みたいな凡夫はそうじゃない。普通に意味不明な妄想に眠りを妨げられるだけだ。先週の日曜日夜から木曜日にかけて、僕は病に伏していた。
心当たりはある。Web小説を書く際の自主目標のために睡眠時間を削りすぎた。一週間にわたって5時間も眠らずやりくりしていたせいか現にほんのり具合が悪かったし、日曜日の朝には初期症状っぽいのも表れていた。目標の期日は達成したが代わりに誤字脱字の報告が複数寄せられたので、やはりベストパフォーマンスでは推敲できていなかったと見える。