2021/03/30

カラースキーム選び難しすぎ問題

前置き 初めてMonokaiのビビットなシンタックスハイライトを見た時の衝撃ははかりしれなかったな。それ以前はいくつかのIDEを試していて、各々のデフォルト設定をそういうもんだと思って使っていたから、カラースキームにこだわるなんて発想はなかった。 しかしVimについてあれこれ見聞きして知ってしまったんだな。色付け(カラースキーム)を自分で決められるのか! って。当時は2009年で僕は高校生になりたてだった。その頃にちょうど流行りはじめていたSublime TextがMonokaiをデフォルトテーマに採用したんだっけ、確か。Sublime自体オシャレで憧れたけど一番ビビったのはMonokaiの方だな。まるでデザインアートみたいだと思った。 Read more

2021/03/26

Google AnalyticsをやめてGoatCounterに乗り換えた

経緯 このブログのアクセス数は、記事が増えるにつれてごく僅かずつではあるものの上昇している。なぜそれが判るのかと言えば、皆さんもよくご存知のGoogle Analyticsでアクセス解析を行っていたからである。全体の傾向として、エッセイ記事はTwitter経由の来訪がほとんどを占め、技術的な内容の記事は検索からの流入が多かった。だからといって書く記事の内容や優先度が変わるわけではないが、蓄積されたデータを眺めるのはただそれだけでもけっこう楽しい。 Read more

2021/03/25

極右専用SNS開発シミュレーション

トランプ氏が独自のSNSを引っさげて帰ってくるらしい。 2016、2020年の米大統領選でトランプ陣営の上級顧問を務めたジェイソン・ミラー(Jason Miller)氏が21日、FOXニュース(Fox News)に明らかにした。 ミラー氏は、「トランプ前大統領は、おそらく2~3か月以内にソーシャルメディアに戻ってくると思う」と語った。「これはトランプ氏独自のプラットフォームになる」 さらに、「この新しいプラットフォームは大規模なものになる。誰もがトランプ氏を待ち望んでいる。何百万人、何千万人もの人々を連れてくるだろう」と述べた。 引用元:AFPBB News Read more

2021/03/22

Alacritty+Prezto+Pureで快適なお洒落ターミナル環境

経緯 ターミナル周りのことであれこれと試行錯誤していたのも今は昔。近頃はKDEを入れるついでにKonsoleも追加しておく手癖が身についてしまい、気が付けば最近のターミナル事情にすっかり疎くなっていた。Linuxはもともとターミナル文化が根強かったせいか、今さら新顔が幅を利かせる余地などないとたかをくくっていたのかもしれない。 聞けばAlacrittyというターミナルエミュレータがミニマルで快適だという。なにげにマルチプラットフォーム対応でWindows版もリリースされている。設定はテキストファイルのみで行うので煩雑なメニュー画面に惑わされることもない……なるほど、なかなか良さそうじゃないか。 むろん、欠点もなくはない。Pros/Consで表すと以下の通りになる。 Pros ・Rust製かつGPU支援が実装されているため動作が軽快 ・マルチプラットフォーム対応 ・設定をテキストファイルに記述する形で行う Cons ・環境によってはフルインストールにビルドを要する ・スクロールバーはない ・タブもない ・日本語のインライン入力は現状サポートされていない 0.11.0で対応した。fcitxユーザは「アドオン」→「X Input Method フロントエンド」→「XIMでOn The Spotスタイルを使う」を有効化しておく必要がある。 Read more

2021/03/20

書評「蠅の王」:愚かしさからの学び

前置き 未成熟な少年少女たちが文明から隔絶した環境で奮闘するさまは、それ自体が独特の芳香を放っている。そこには分別の行き届いた大人の理屈を軽々とすっ飛ばす爽快さと背中合わせのもどかしさ、計画に裏打ちされない行きあたりばったりの邪悪さ、脆く壊れやすくもあり、同時に修復されやすくもある刹那的な人間模様……などが、渾然一体となって詰められているのだ。 本作は巻末の訳者あとがきで既に一定の解説が為されており、キリスト教的なモチーフが用いられていることや、ある種の寓話的性質の色濃さについて言及されている。従って、今さら同様の筋からアプローチしても単なる繰り返しにしかならないので、本エントリではもっと地に足の着いた素朴な難癖に重点を置きたいと思う。 Read more

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