点と接線

僕はこのように投票した

先日、買い出しのついでに期日前投票を済ませた。僕は根っからの左翼ということもありこれまで投票先にはあまり悩まなかったのだが、今回は予想外の懸念が発生したために投票行動の修正を余儀なくされた。本エントリは投票先の決定に至るまでの経緯について記す。世間では投票を促す文言ばかりが盛んに打ち出される一方、実際に他人がどのような理路でもって投票先を選んでいるか分からないまま迷っている人たちも大勢いると思う。僕の例が参考になれば幸いだ。

効能度外視で甘くておいちい飴三選

時に諸君ら、飴は好きかい? スーパーやコンビニに行くと、実に様々な飴が売られていることが判る。きらびやかな商品パッケージには、これまたえらく着飾ったフォントで宣伝文句がギチギチに詰め込まれている。曰く、レモン○個分のビタミンC!、曰く、メントール配合で眠気スッキリ!、さもなければ、[任意の漢方]で[任意の効能]!……と来たもんだ。ええい、しゃらくさい。ビタミンがなんだ、メントールがなんだ。もっと愚直に飴を舐めたっていいじゃあないか?

仕事は楽しみですかって聞いてるだけじゃん

日頃Twitterなんぞをやっていると、あまり意識しなくても目に入ってくる話題がある。ここのところは、やれフェミニストがアニメの絵にケチをつけただの、やれ表現の自由戦士がどうのこうの……みたいな論争がけっこう盛んに行われているようだ。いくつかの案件では、僕も自説を2、3ツイート分くらいぶった記憶が残っている。あの手の話題が堂々巡りになってしまうのは、突き詰めると結局は各々の主観に依らざるをえないからだろう。

保守SNSの欺瞞を暴く

一昨日、Misskey.io のローカルタイムラインはある話題で持ちきりだった。保守SNSを名乗る謎のインスタンスが突如現れたからである。 「保守SNS」とは元東京大学特任准教授の大澤昇平氏によって設立されたSNSだ。名称の通りイデオロギー色が右側に強く、英語圏における「Gab」 や「Parler」 と同じ立ち位置を狙っているものと見られる。これらの先行例も同様に保守派――というよりは右翼、差別主義者、陰謀論者――が集結する場として知られている。 大澤昇平氏自身にも「自社では中国人は採用しない」 との発言を行った結果、特任准教授の地位を追われた過去があり、彼らはその手の発言がしづらくなってきている現代社会を「抑圧的」と捉えているようだ。僕からすれば手当り次第に偏見をばらまく彼らこそ加害者に他ならないが、彼らには彼らなりの主観的現実が備わっており、それに基づくと 「自分たちは”自由”な発言を妨げられ、不当な弾圧を受けている被害者である」 といった具合になるらしい。この認識の隔たりは非常に大きい。