点と接線。

2009年を振り返る

インターネット異常個体証明証。 pic.twitter.com/CpH6chbCUn — riq0h (@riq0h) January 12, 2022 つい昨年の出来事を顧みられるほど濃厚な人生は送っていない。僕が振り返るのは夢と希望に満ちあふれ、Microsoftを無駄に敵視していた13年前のあの頃だ。2009年1月。 Twitterアカウントを開設した理由は、当時遊んでいたPCゲームのフレンドに誘われたからだった。その頃のやりとりを再現すると大方こんな具合になる。「Twitterって知ってるか」IRCの雑談チャンネルで出し抜けに言ったのは僕より2歳年上の先輩フレンドだ。小生意気な中学3年生をやっていた僕はIRCクライアントの入力欄ではなく、Google検索のツールバーにせこせことキーワードを打ち込んだ。ほどなくして『Twitter』なる奇っ怪な発音をする代物の概要を突き止めると、さも知ったふうな体でようやく返答を書いた。

持続性ダイエット

本エントリの内容は2019年の夏から翌年の春にかけて、約8ヶ月の期間で計17kgの減量(80kg→63kg)に成功した僕の個人的な経験に基づいている。ダイエットにあたり採用した手法は概ね再現性が高いと思われるが、メンタル面に関しては主観的な記述も多く含まれている。これはつまり、後述の例を完全にこなせる限りにおいては減量を確約できても、そこにたどり着くまでのタフネスやモチベーションは各々で調達・維持するしかないことを意味する。そして実のところ、それこそがダイエット成功の唯一の鍵なのだ。

中間は存在しない

米国で最近流行りのムーブメントがある。せっかくの年の瀬なので僕はその最新トレンドをちょっくら紹介したい。一般にそれは 「Woke」 と呼ばれている。活動そのものを「Woke」と表すこともあれば、運動に与する人を「Woke」と言うこともある。文字通り、彼らは「目覚めた人」を自称する。一体、なにから?――われわれの社会に潜む隠れた差別的構造からである。たとえば、ここに白人男性がいるとする。彼は五体満足で、シスジェンダーだ。この瞬間、彼は他者を抑圧していることになる。 なぜなら人種や性的志向の要素においてマジョリティに属しているからだ。Wokeの言い分によれば、マジョリティは生まれながらにしてマイノリティを構造的に抑圧する。これは個々人の行いとは無関係に、ただ息を吸って生きているだけでも変わりない。このようにしてすべての人間の各属性を点検し、マジョリティの抑圧グループと、マイノリティの被抑圧グループに選り分けていく。中間は存在しない。

感想「マトリックス・レザレクションズ」:ほとんどメタい

歴史的興行成績を獲得しながらも視聴者の大半がストーリーを理解していないことで知られる「マトリックス」シリーズの新作が、ついに公開された。ほとんどの視聴者にとって「マトリックス」とはクールな黒装束に身を包んだキャラクターがカンフーアクションを繰り広げるエンタメ作品だ。事実、そのような表面的な見方でも十分に楽しいからこそ本シリーズは圧倒的な知名度を得たのだし、われわれ小うるさいオタクも先駆的なSF映画を楽しむ機会に恵まれた。初動で失敗してセルビデオで盛り返した「ブレードランナー」などの例外はあれど、もし当初の企画通り、かの有名なSF小説「ニューロマンサー」の忠実な映像化に徹していたら後世の作品に今ほどの影響は及ぼせなかっただろう。