紙幣のデザインが新しくなる。この件は2年か、3年くらい前には告知されていて、新紙幣の外観も既に公開済みだったように思う。というのも、僕自身そのデザインを見て 「うわダサいなあ」 と強く感じた記憶があるからだ。近頃また新紙幣に関するニュースが報じられて改めて見る機会が増えてきたが、未だ感想は変わらない。僕の感性――ミニマリズム的感性では、どんなに前向きに解釈してもダサく見える。新紙幣がダサく感じられる原因はおそらく、同じアイコン(肖像)が使い回されていたり、フォントサイズがやたら大きく間延びしていたりと、なにかと情報過多を印象づける要素が多いところにあるのだと考えられる。ネット上でも否定的な声が多い。情報過多の装飾を疎む傾向は、実物と抽象的な記号を容易に関連づけられる能力が人々の間に育まれていった結果と言える。
「標準メシ」バージョン2.0。改良点はチェダーチーズを上に載せただけだが、はっきり言ってめちゃくちゃうまい。「標準メシ」朝食エディション。鉄フライパンで焼いた目玉焼きは白身がカリッとしているのに黄身は半熟のままで最高にうまい。加工肉には様々な問題が指摘されているが、それでも菓子パンなんかを食うよりはずっといい。少なくともタンパク源にはなる。ステーキ。説明不要のうまさ。前回 の続き。メニューそのものに大きな変化はないが調理方法を変えた。都市部の単身者には二口コンロを置ける家に住む金がない。置けても両面焼きグリルが搭載されたコンロなんて買う気にならない。じゃあどうするんだ。単身者はまともな塊肉のソテーなど食えないと申すのか。ずっとレンジでチンの蒸し肉とかで戦うしか術がないのか。そんなことはない。われわれには鉄フライパンがあるじゃないか。
昨今、URLの形式にこだわる必要性は徐々に失われつつある。このことは、主要ブラウザがURLの詳細を隠蔽する外観に変化してきているところからもうかがえる。もはや大抵のエンドユーザにとってURLは意識外の存在であり、若干のリテラシーを持つユーザにとっても、せいぜいリンク先がSSLに対応しているか否か、あからさまにフィッシング然とした奇妙なURLでないか、などが判別できれば十分――といった程度の代物に過ぎない。
時勢柄も影響しているのかもしれないが、ここのところの世間の変速具合には目を見張るものがある。もし世間が円運動を行っているとしたら、その速度変化にうまく追従できなくなった者から順に振り落とされ、だんだんと壁の隅あたりに溜まっていくことになる。やがてそれらが層をなして縦に横に体積を増していけば、いずれ世間と衝突する。衝突した時、運の悪い構成要素がばらばらの肉塊となって一帯は鮮血で染め上げられる。円運動は止まらない。