点と接線

#essay

美しいパーマリンクの条件

昨今、URLの形式にこだわる必要性は徐々に失われつつある。このことは、主要ブラウザがURLの詳細を隠蔽する外観に変化してきているところからもうかがえる。もはや大抵のエンドユーザにとってURLは意識外の存在であり、若干のリテラシーを持つユーザにとっても、せいぜいリンク先がSSLに対応しているか否か、あからさまにフィッシング然とした奇妙なURLでないか、などが判別できれば十分――といった程度の代物に過ぎない。

三日会わざれば誰もが狂人予備軍

時勢柄も影響しているのかもしれないが、ここのところの世間の変速具合には目を見張るものがある。 もし世間が円運動を行っているとしたら、その速度変化にうまく追従できなくなった者から順に振り落とされ、だんだんと壁の隅あたりに溜まっていくことになる。やがてそれらが層をなして縦に横に体積を増していけば、いずれ世間と衝突する。衝突した時、運の悪い構成要素がばらばらの肉塊となって一帯は鮮血で染め上げられる。円運動は止まらない。

どこからが「政治的」なのか

天皇陛下がオリンピック開催にご懸念を表明あそばされたことで、左右も上下もてんやわんやの大騒ぎになっている。 左派はたいてい共和主義者なので君主の権威には否定的なはずだが、殊ここに至っては「天皇にハシゴを外されてやんの」といった右派に対する報復感情が先行しているのか、意外にも件の表明に首肯する人が少なくない。僕も左派だから気持ちは解らないでもないが、君主の言葉に影響されて政治が動く方こそよっぽど恐ろしい。議会政治はどこへ行った?

「標準メシ」で差をつけろ

何に差をつけるのかはさておき。 誰しも「特に食いたいものはないが腹は減っている」という状況に身に覚えがあるかと思う。そんな状況下でわれわれ単身者はえてして誤りを犯してしまう。買い置きしたジャンクフードをつまんで後悔し、ならばとコンビニに出向くもあれもこれもと余計に手を出して後悔し、あくる日、通い飽きた店に足を運んで「これじゃなかった」と後悔しながら機械的に箸を運ぶ。 断言してやろう。食いたいものが浮かばない時にあれこれ考えるのは時間の無駄だ! そいつに小一時間縛られたところでどうせ名案は出てきやしない。ありもしないベストを探して彷徨うより、いっそ栄養学的なベターに腰を落ち着けるべきだ。