2022/11/26

32インチ4KHDRディスプレイの雑感

ずいぶん遅れをとった感は否めないがとうとう僕も念願の4K刷新を果たした。居間のテレビにはえらく金をかけておきながらPCディスプレイの更新を先延ばしにしていたのは少々もったいなかったかもしれない。なにしろテレビと違ってPCディスプレイとは四六時中ずっと目を合わせているのだ。 映像のみならず文字を読む時も4K解像度は雄弁にものを言う。このエントリもまさに新しいディスプレイで書いているがフォントの精細感には歴然とした差が感じられる。結論だけ最初に言うとやはり買って良かった。以降は購入に至るまでの過程と雑感を述べる。 Read more

2022/11/18

オープニングに神が宿る

それに度肝を抜かれたのは2010年、僕が高校2年生の頃だった。今やあらゆる作品にクレジットされているJ・J・エイブラムスが製作総指揮を務めたドラマ「FRINGE」のオープニングだ。その瞬間まで僕はオープニングというものに気を払った試しがなかった。そもそも作品によっては無かったり、タイトルコールのみで終わることもある。ああ、監督の名前とかが出るあれね、みたいな接し方をしていた。 ところがこのオープニングは違った。「FRINGE」は超科学犯罪を取り締まる特殊捜査チームの話なのだが、わずか20秒とちょっとの映像に作品の魅力がたっぷり詰め込まれている。サイコキネシス、テレポーテーション、ダークマター……情報量が多いだけじゃない。洒落っ気さえある。どうかこれが10年以上前のドラマだということを思い出していただきたい。今でも全然普通に通用すると思う。 Read more

2022/11/08

4K HDRのPCディスプレイでプライムビデオその他を観る

アイアム映画マン見習い。普段は居間の55インチブラビアで映画を観ているが、集合住宅特有の事情ゆえ深夜はスピーカーを存分に鳴らすことができない。夜中にどうしても映画が観たくなった時はPCで視聴している。今までせっせとヘッドフォンオーディオに投資してきた甲斐あってか、意外に体験は悪くない。作品によってはむしろ良い。視聴距離の近さも相まって、なんというか、いつもより映画をねちっこく鑑賞できている感じがする。これはこれで一つの様式に昇華させられそうだと合点を得た。 Read more

2022/10/26

ブリッカで上等なエセカプチーノを作る

僕はもっぱらコーヒーをハンドドリップで淹れている。言うまでもなく僕にとって最高の抽出法だからだ。フレンチプレスやらサイフォンやらに色々と手を出しても結局はハンドドリップに帰ってきた。これこそが王道の味に違いない。淹れ方はいくつあっても構わないが、王は一人いればいい。ところがそんな王者でも絶対に叶えられない味わいがある。 そいつはカフェラテだとかカプチーノだとかいう気取ったイタリア野郎の顔をしている。やつらは下地にエスプレッソを使う。エスプレッソは圧力をかけて抽出する特別に濃厚なコーヒーゆえ、ハンドドリップでは逆立ちしても同じ濃さにはならない。普通のコーヒーにミルクを注いでも、それはカフェラテではなくカフェオレと呼ばれる。土台となる苦味が足らないからか、カフェオレはどうあがいても中途半端な味わいに留まってしまう。 Read more

2022/10/21

NeovimをもっとLuaLuaさせた

この記事は「NeovimをちょっとLuaLuaさせた」の続編である。あれからさらにいくつかのLua製プラグインを導入したので紹介していきたい。本シリーズはinit.luaとpacker.nvimへの移行体験を綴った「NeovimをむっちゃLuaLuaさせた」を以て最終回を迎える予定だ。(大嘘) ……まあたぶん、使用するプラグインがほぼすべてLua製になったとかでない限り、そこまで徹底して鞍替えする気にはならないと思う。なにしろ現在使用しているプラグインマネージャのdein.vimとはずいぶん長い付き合いだし、設定の書き方にもだいぶ慣れている。それに、他のマネージャを選ぶならpacker.nvimよりvim-jetpackの方がミニマルで良さそうだ。いずれにしても今のところ移行の意思はまったくない。 とりわけ既存のプラグインをLua製のものに置き換えていくにあたって、後発とて必ずしも上位互換にはなりえないことが分かったので現状はまだinit.vimとよろしくやっていく形になるだろう。なお、以下に続く設定はあくまで僕個人の例なので注意されたし。大半のプラグインを遅延起動させているため、当該の設定をコピペして用いる場合はdein_lazy.tomlに書かないと機能しない。 Read more

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